WinSCPとは
WinSCPは、MS-Windows上で動く オープンソースでグラフィカルなFTP、FTPS、SFTPクライアントプログラムです。旧来のSCPプロトコルもサポートします。このプログラムの主な機能は、ローカルコンピューターとリモートコンピュータ間で安全にファイルをコピーすることです。これに加え、WinSCPはスクリプトと基本的なファイルマネージャー機能を提供します。
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このページには日本語ユーザーの為の短い案内が書かれています。WinSCPのドキュメントは ほとんど英語だけです。このページからリンクしている多くのページも英語です。
WinSCP の取得とインストール
WinSCPの日本語版が入手可能です。WinSCP download page へアクセスし、“Installation package”をクリックして下さい。日本語版をインストールするにはインストール時に表示される「セットアップの言語選択」画面で、「日本語」を選択して下さい。
特徴
- グラフィカル ユーザー インターフェイス
- いくつもの言語に翻訳されている
- Windowsに統合 (drag&drop, URL, shortcut icons)
- 共通したファイル操作
- SSH-1 とSSH-2 でのSFTP と SCP プロトコルやFTP プロトコルのサポート
- バッチファイル スクリプトとコマンドラインインターフェイス
- 半自動または全自動でのディレクトリ 同期
- テキストエディターを内蔵
- SSHのパスワード認証, キーボードインタラクティブ認証, 公開キーによる認証, ケルベロス認証をサポート(認証)
- SSHでの公開キー認証をフルサポートするため, Pageant (PuTTY認証エージェント) を統合している。
- Windows Explorerに似たインターフェイスとNorton Commanderに似たインターフェイスが使用できる.
- オプションでセッション情報の保存.
- オプションで, 指定した場所の設定ファイルを使ってスタンドアローンで使うことができる。それは, リムーバブルメディアから操作する時に適している。
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ファイル操作
WinSCPはダウンロード や アップロードといった, ファイルに対する基本操作すべてができます。 ファイルやフォルダーの名前の変更をしたり新しいフォルダーを作成したり, ファイルやフォルダーのプロパティを変更, シンボリックリンクやショートカットの作成なども可能です。
選択可能な二つのプログラムインターフェイスのうち一つでは, ローカルコンピューターのファイル管理までも可能です。
リモートコンピューターに接続
WinSCPを使って SFTP (SSH File Transfer Protocol) や SCP (Secure Copy Protocol)サービスでSSH (Secure Shell)サーバーやFTP (File Transfer Protocol)サーバーに接続できます。
SFTPはSSH-2パッケージに標準で含まれています。SCPはSSH-1パッケージに標準で含まれています。両プロトコルは、SSHの上位バージョンでも使えます。WinSCPは SSH-1とSSH-2 両方をサポートしています。
FTPでは、基本的なFTPとFTP over TLS/SSL(FTPS)をサポートしています。圧縮転送 (Zlib) には対応していません。
ユーザーインターフェイス
WinSCPには豊富な設定オプションとともに二つのプログラムインターフェイスがあります。
好みのユーザーインターフェイスをインストール中にまず選択することができます。 でも、後でその選択を変えたくなるかもしれません。
初めてWinSCPを使うなら, エクスプローラー風のインターフェイスを選びたいかもしれません(Windowsユーザーはそれに慣れているはずですから)。 しかしながら, ノートンコマンダーのコンセプトや種々の最新ファイルマネージャー(Total Commander, FAR, Altap Salamander)に慣れているなら, ノートン コマンダー インターフェイスを選んでください。 ノートン コマンダー インターフェイスは 最初から簡単にキーボード操作ができるように作ってあります。マウスに触れることなく使うことができます。それに慣れた人はより素早く操作できます。